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医薬品ネット販売規制へのパブリックコメント募集はたったの1週間 18日まで

まずはじめに書いておきます。私はケンコーコムの社外取締役でもあり、利益当事者ですので、その点割り引いて読んでください。

いよいよ6月1日の薬事法改正に向け、この問題も佳境に入ってきました。

経緯を簡単に記すと、一般的に国会を通過した法律を運用するために、管轄する省庁は法律よりももっと細かいルールを決めた省令も公布します。省令案を今年2月に発表するとともに、今までその議論をほぼ「ネット販売反対派」だけで進めていたのを、新たに、「ネット販売賛成派」である、楽天三木谷社長、ケンコーコム後藤社長も議論の場に加えられることになり、「医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会」が発足。反対派と少数の賛成派の議論が交わされました。

GW前の第5回検討会でも、意見が割れ、最終的な省令案(注:1)も検討会に明示されないまま、「検討会の議論も踏まえて、再度まとめたものを、連休後にパブリックコメントを募集しますが、通常のように1か月では間に合わないために1週間募集します」となりました。

それにほぼ委員全員が反対意見を述べ、最終的な省令案をパブリックコメント募集前に検討会に示すことになり
第6回検討会が5月11日に開催されました。

そこで示された経過措置が以下です。
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6月1日以降に第2類医薬品をネットで購入できるのは、以下の2つの条件のいずれかを満たす人だけに限定する。

・離島にお住まいの方
(北海道、本州、四国、九州、沖縄本島以外にお住まいの方)

・5月31日以前に医薬品を購入された方が、同一店舗で同一医薬品を
 継続購入される場合

上記の条件は2年間の期間限定で、2年後にはこれらの方も第2類医薬品のネットでの購入を禁止する。

※第2類医薬品とは「バファリン」、「パブロン」、漢方薬、水虫薬、妊娠検査薬等の大衆薬のこと。
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これについて、また議論も巻き起こっている中で、せめて消費者ができることは、厚生労働省の案に賛成であれ、反対であれ、パブリックコメントを送ることです。

パブリックコメントを有用なものにするために、ぜひ、ブログをお持ちの方は、ブログにパブリックコメントに書いたことと同じ文章を貼って、かつ、「同趣旨のものをパブリックコメントに送りました」と、書いてください。

ブログをお持ちでない方は、現在オンラインドラック協会がコメントを掲載できるサイトを設置していますから、ここでも、まずはパブリックコメントを厚労省のサイトにて書き送る前にコピペして送信、その後パブリックコメントに書いたことと同じ文章をコピペしてオンラインドラック協会のサイトに掲載してください。「同趣旨のものをパブリックコメントに送りました」と、書いてください。

貴重なパブリックコメントが無視されないための、せめてもの工夫です。

また、ぜひ参考のブログにもお目通しください。

◎今までの経緯や、最新の検討会の議事録
■CNET 今までの経緯をまとめた記事

●4月28日の検討会 CNETによる議事録

●5月11日の検討会 津田さんによる「「医薬品新販売制度の円滑施行に関する検討会」を傍聴してきました認証がかかりますが、キャンセルすると普通に読めます。

◎意見募集サイト

■厚生労働省 パブリックコメント募集

日本オンラインドラッグ協会による厚労省に出した、あなたの意見を、こちらのページでもご紹介ください
ネット販売賛成派であるケンコーコム後藤社長が理事長をつとめています。またそのコメントは、ケンコーコムの特設サイトにもコメントは掲載されます。

◎その他、ネットでの意見の一部

クロサカタツヤの情報通信インサイト
雑種路線でいこう
finalventの日記
Tech Mom from Silicon Valley
追記
Web屋のネタ帳


私自身の意見を参考までに

1、検討会に「普通の消費者」を入れてください。消費者としてまったく共感できない消費者だけが、消費者の代表として利用されていることに怒りを覚えます。

2、第2類の根本的な見直しをしてください。第3類に移行してもいいような品目があると思います。どうして妊娠検査薬・排卵検査薬がネットで買えないのでしょうか?

注1:省令は、くせものです。私も特定商取引法の法案を検討する小委員会、省令を検討する部会、いずれも出させてもらっているが、法律は骨子。これは国会審議、決議を経る。しかし例外規定なども含む具体的な運用マニュアルである省令は、識者を集めた部会を経て、役所が作成した省令案を審議し、パブリックコメントを募集して、また部会があって微調整して、省令公布。識者もお役所が選ぶので、かなり恣意的。経済産業省は、私が出ているということもあるくらいなので、利益当事者としての消費者の意見も多少重視してくれている。もちろん今回の厚労省とは性格も立場も違う。ただどの省庁でも共通するのは、このような省令を検討する会というのは、人選がすべて。どの人間のフィルターを通すかで、すべてがかわってしまう。その段階でバランスを逸していれば、役所のルールをよろこんで通してくれる人と、反対意見を言う人も大勢を崩さない程度に入れるということで、すべて思うがままになってしまうのだ。今回、検討会にはネット販売賛成派(三木谷・後藤)が滑り込んだ。しかし、残念ながら利用利益を享受する消費者を座に加えてもらうことは不可能だった。反対派(既得権益を守る業界+被害的視点の消費者)と、賛成派(新興勢力)ということで、消費者として賛成する人が座に加わらないメンバー構成であった。いかにもバランスを逸している。リテラシーを高めることで自らの安全性・利便性を確保する、いわゆるフツーの消費者が排除されていた。三木谷さんが何か言うたびに「それはさんざん議論しました」という、人たち。私たちにもさんざん議論させてくださいよ。

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このところ続けて書いている、「医薬品ネット販売について」のパブコメを書きましたのでここに公開します。 パブコメを送りたい方は、必ず下記の「要領」をまず読んでください。標題は「薬事法施行規則等の一部を改正する省令の一部を改正する省令案について」と書かなけれ... 続きを読む

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