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美しい国より美しい星

美しい国より美しい星はー、忙しかったです。というのも旅行のあおりで、締め切りやら何やらが、どどーんと私を襲ってきて、そりゃあもう大変。って、ただ怠けていただけか。

ようやく10月からは落ちついたリズムで仕事ができそうです。

というわけで、安倍さんに変わりましたねぇ。美しい国は読んでいませんが、この2週間ばかり夢中になったのが、三島由紀夫の美しい星。

たまに無性に、三島が読みたくなる。

これ読んだことがあります?とにかく、かなりキッチュです。埼玉県の飯能市に住む家族。お父さんは火星から、お母さんは木星から、息子は水星、娘は金星から、それぞれ地球を救うという指名をもって地球に来たことにあるときいきなり気づく。それが冒頭で、そこから宇宙人であることを隠しつつも、地球を平和にするための努力を行うというストーリー。決して抱腹絶倒のコメディーではない。それどころか、まったくシリアスに物語りは進んでいく。

白眉は、最後のほうで交わされる、「敵」側との議論。この敵の論説がいちいち当たっている。

特に、宗教についての部分は、相当な迫力だ。

当時も異色作としてかなりの論争を呼んだそうだ。そうだろう。SFというよりも、何だろう。思想小説?

ちなみに、私がはじめて三島と出会ったのが、あるアンソロジーの冒頭を飾っていた「軽王子と衣通姫」。これは、本当に傑作だと思う。

文学というものが、頭や心を通り抜けて、体を透っていく。そんな体験だった。ずっとまた読みたいと探していたが、新潮文庫の「殉教」という短編集に入っているらしい。明日、買ってこよう。

日本語というものを母国語として育った幸福感を感じてください。

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