12月1日より、通販・オンラインショップでの、返品に関する記述のしかたが変わります

ちょっと時間が経ってしまったけど、5月28日に私も委員を務めさせていただいた消費経済審議会特定商取引部会及び割賦販売部会の合同部会がありました。

特商法は改正され12月1日に施行されますが、通販やネットショップについて大きく変化するところは返品のところです。

従来通り、原則、通信販売にはクーリングオフが適用されません。
しかし、返品不可と書いていない場合は、返品が可能であるとされます。

ショップ単位ではなく、商品単位で

・返品が可能かどうか
・返品が可能であれば、返品条件(使用・未使用、期日など)
・返品が可能であれば、返品に関わる送料はどちらが負担するか

それを記述することが望ましいとされています。。

これについてのガイドラインも公表され、また、請われれば説明会に経済産業省の方が来てくださるそうです。

ここで、消費者が誤認しやすいのが、いわゆる瑕疵のある場合の返品について。↑の返品はいわゆる「自己都合の返品」というやつ。細く見えるスーツと書いてあるのに、着てみたらあまり細く見えなかったというような返品です。お客さんのわがままとはいわないまでも、お客さんの都合での返品です。瑕疵のある場合の返品とは、売ったほうのミスで、品物に傷がついていたりサイズ間違いなどのケースです。この商品に瑕疵のある場合の、返品・交換については、すでに表示義務が課されています。(特商法第11条第1項第5号に基づく施行規則第8条第5号)

つまり今後は返品の可否については3つの選択肢のどれかが明示されるべきです。

1、店の責任がある場合の返品もNG、お客側の都合の返品もNG
2、店の責任がある場合の返品はOK、お客側の都合の返品はNG
3、店の責任がある場合の返品はOK、お客側の都合の返品もOK

この3種類がきちんと明示され、かつ返品条件についても明示されている必要があります。
某MLにて1ということは債務不履行となり表示以前にあり得ないのではと指摘を受けましたが、その通りかと思います。わたしも場合分けの一つとして書いて言葉足らずでした。

返品条件とは

・使用状態(封を開けたら、靴なら履いたらNGなどの条件)
・期限
・送料負担
おもなものはこの3つでしょう。

今までは、返品告知ページみたいなものを一枚作って、返品について知りたかったらそこに誘導すればよかったが、今後は、注文時にその情報が価格などとともに明示されていることが望ましいとされています。

雰囲気としては

商品名 価格

●返品について
※お客様都合の場合、未使用の場合に限り、8日以内まで返品可能。ただし、送料はお客様負担
※商品の不良など、当社理由の場合は、8日以内まで返品可能。送料は当社負担。(電話でご一報後、着払いにてお願いします)


次の場合は、返品・交換はできません とクリック誘導するのもいいでしょう。

一応、経済産業省で作られたガイドラインもありますが、私がみた時点でのものは、とても工夫がありましたが、もうちょっと整理がされていてもいいかなと思いました。

各団体で、自主的なガイドラインを作ることが望まれると思います。消費者としての意見としては、とにかく
、瑕疵担保との整理が分かるようにしていただけるといいかなと思います。

ちなみに、現状の通販会社の返品についての断り書きが参考になるかなと思います。


今回の法改正は、消費者保護が手厚くなったとも考えられますが、通販はクーリングオフができるとの誤解をリセットするいい機会とも思えますので、決して一方的な消費者保護ではないと思います。アマゾンのJavariのように1か月返品OK・送料店側負担というような、消費者に過度に寄ったサービスがある一方で、消費者もするべき負担を負ってもらうというマニフェストを明示し、納得してもらうということは、重要かと思います。

20090622112208

これはベルメゾンの巻末の案内です。また同封の返品票は色や雰囲気の違いは自己理由であることを明確にするつくりになっています。ぜひ参考にしていただけるとうれしいです。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

言論NPOが「自民党×民主党 政策公開討論会」をニコ動で生中継

言論NPOがすごいメンツの自民党×民主党 政策公開討論会をニコ動で生放送します。

7月1日のは終わってしまったけど、次回は7月3日(金) 14:30~(予定) ※内容は2日のもので生放送でないのはこの日だけ。

この企画は10のテーマを30人が議論するというもの。一応、自民党と民主党で各テーマの論客が議論をし、コメンテーターが突っ込みをするという形式。

7月1日、2日、7日、8日、9日

これは傍聴も可能で、こちらから。

私も7日はおもしろそうなので、まだ傍聴が可能であればもぐりこみたいなと思っています。

マスコミからの情報だけでなく、もう一歩踏み込んで、政治に当事者意識をもってみてはいかがでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

日経ネットマーケティング イノベーションアワード

イノベーションアワード大賞は日本マクドナルドでした。今年初めてのこの賞。詳細はこちら

授賞式には日経BPの社長さんもいらして挨拶なさっていました。私は、ユニクロとZ会の受賞がうれしかったかな。あと、サントリーの「ほろよい.com」もおもしろい仕組みでした。正直、何をやろうとしているのかわからないし、ROIが見えきれない仕組みであるのだけど、そういうコミュニケーションも私は好き。効果が数字にできないものこそ、実はとても大きな効果を生んでいると思うから。

【大賞】
日本マクドナルド「おサイフケータイ」と、ケータイアプリを活用した「かざすクーポン」

【優秀賞】

サントリー酒類「ほろよい.com

Z会「Z会ブログ

日本コカ・コーラ「コカ・コーラ パーク」プロジェクト

【特別賞】

ユニクロ「UNIQLO TRY2 ~HEATTECH~」、「UNIQLO PARKA STYLE 1000」など計5エントリー

一緒に審査員をさせていただいた和田浩子さんとお話しできたのも、たいへんうれしい経験でした。和田さんの本は、どちらも読んでおり、P&Gでのウィスパー、アテントなどのブランド立ち上げに大きな寄与をなさったこと、そしてダイソンを日本に一気に広められた功労者であること、など、ほんととても尊敬していたので、実際お会いできて少々興奮してしまった。

P&G式 世界が欲しがる人材の育て方―日本人初のヴァイスプレジデントはこうして生まれたすべては、消費者のために。―P&Gのマーケティングで学んだこと。

アワードの贈賞式はネットマーケティングフォーラムのクロージングイベントとなっていたが、この式自体はJストリームで生中継され、かつフォーラムの各セッションでは、かなりTwitterが実況中継的に利用されていた。わたしも講評の壇上で、Twitterろうかとおもったけど、さすがにできませんでした。気が弱くて~

ユニクロの勝部さんには独特の華がありました。私がほしいと思っていたバッグを持っていらした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

株主総会シーズンとエーザイの招集通知のすごさ

2009_0625_024618株主総会シーズンでしたね。先週は。わがケンコーコムも一応無事に火曜日に終わりました。ありがとうございました。今季の目標は営業黒字。逆風も多いですが、なんとかクリアできるようにと、取締役一同心を新たにいたしました。

わたしも勉強のためにいくつか他者の株を持っているけど、もっとも進んだガバナンスを実現していると評判のエーザイ。そこの招集通知は前頁カラーで224ページ。図や写真がふんだんで、それぞれの項目ごとに想定のQ&Aまでついている。他にもこんな会社があるのかなと思っていたら、やはり稀有な存在らしく日経にも紹介されていた。ガバナンスに興味のある方はぜひ、エーザイの招集通知を一度入手してみてください。すごいです。パナソニックも通常白紙の表紙がカラーだったりと工夫しているけれど、とにかくエーザイ。すごいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

和浦酒場 弐

和浦食堂浦和で飲み会ということで、完全に最初っから飛ばしてしまい、いっとき、記憶を失ってしまった。前科はかなりあるけれど、最近は注意しているので、家以外でああなったのは久し振り。1年ぶり(汗)くらいかも。

昔話に出てくるような白いお酒を、たつをさんから一口味見させていただいたのが悪かったかも。

浦和は、悔しいけれど、風情のある素敵な居酒屋がたくさんあっていいな。大宮もあるんだけど、なんというか、浦和が下北沢なら、大宮は池袋、そんな感じなんだよねぇ。。。

店長さんも素敵な方で、ぜひぜひまた近々行きたいものです。コグレさん、素敵なお店をありがとうございました。

>>続きを読む... "和浦酒場 弐"

| | コメント (0) | トラックバック (0)

既得権者と弱者の共謀

昔の新聞の切抜きを整理していてとてもしっくりくるパラグラフを見つけた。ブログにメモしておこうと思ったのにその切抜きを忘れてしまったので、ネットで探してみた。そしたら、あった。


小林慶一郎氏の2006年のコラム「「市場経済は目的か手段か」(後篇)」。

 経済学者は、次のような「既得権者と弱者の共謀」を懸念している。市場シ ステムに反発するのは、市場競争のなかで困窮した社会的弱者である。だが、 市場競争が制限されてもっとも利益を得るのは、権力や大きなシェアを握って いる既得権者である。自由な競争市場の中では、既得権者たちはつねに新規参 入の企業たちから挑戦を受け、シェアを脅かされているので、市場競争を嫌う。 だから既得権層は「弱者を助けるために」という名目で市場システムをゆがめ るような政策を主張する。弱者はその主張に強く共鳴し、一種の政治的な同盟 が成立する。これが「既得権者と弱者の共謀」である。しかし、市場システム が規制され、競争が抑制されると、既得権者に挑戦する新参者が排除され、結 局、助ける必要のない既得権者が利益を得る。そして、もっとも弱い者が一層 苦しめられることになるのである。

既得権者と弱者の共謀。利用される弱者。

このパラグラフのあとには、借家権の例が出ているが、この構図を最近、結構見ている気がする。
利用される弱者に責任を負わせるのは酷である。が、弱者への遠慮が弱者の暴走を許してしまうこともあるのではないだろうか。

とりあえず、メモ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

キャンドルナイト

キャンドルナイトちょっと厳粛なキモチになりますね。と、投稿したのはいいが、暗いと眠くなる。天地人が終わる前にすっかり眠りに落ちてしまった。長澤まさみはどうなったのだろう。まあ、いいか。天地人はいまいち。

暗いと眠くなるって、すごく自然なことなんだなと実感。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ルーキーズ最高!阪神ファン視点から

ルーキーズ最高!阪神ファンいえね、阪神ファンじゃなくてももちろん楽しめるすばらしい本格派スポ根映画の名作でしたが、阪神ファンの自分としては、もうたまりませんでしたね。

ドラマは一切見ていないので、筋もよく知らなかったのですけど、もう、名前に響く響く。苗字と名前が、それぞれ阪神選手の組み合わせで、湯舟だけ、「あれ?湯舟だけ本名?」と思ったのですけど、帰って調べたら、湯舟は敏郎、哲郎は川尻だった。そうそう、川尻。

組み合わせも絶妙ですね。なんとなく共通点がある。共通点だったり、まったくの逆位置だったり。名前の組み合わせだけで阪神ファンなら、3時間は語れるのでは?岡田優也は、奥さん思いが共通。濱中太陽も、いろいろ共通している。若菜智哉も、外見のクールさと中身の熱さのギャップがぴったり一致。真逆といえば、ビジュアル面とでたがりーおたくで、新庄慶だけど、お互いメジャーを経験するなどの共通点も。

とまあ、阪神ファンは劇中のキャラクターと、苗字の選手と名前の選手のシンクロを楽しめるという、1粒で二度も三度もおいしい思いをするわけだ。

でも忘れてはいけない。野球への視点が、まさしく阪神ファンの、古くからの阪神ファンのものだと思った。阪神ファンという居場所感覚。底から見る野球。怪我をしてグラウンドを去らないといけないものへの視点や、途方のない夢の持ち方。

それと、以上に間が長いと思うでしょう。野球映画につきものの、1球投げるまでの間。
あれは映画だからなんだけど、時間が決められたサッカーなどのスポーツとは違う、野球ならではの間。
人がリズムを決められるスポーツ。スポーツに絶対時間と相対時間があるなら、相対時間のスポーツの王者が野球だと思う。

そして、空間も。
野球は、グラウンドの限界がない。(ドーム型のスタジアムは除く)
神宮と甲子園が設定上の舞台になっていたけど、この2つの球場のすばらしさは、得がたいものだ。
甲子園を世界遺産にするといいと、いつも思う。応援を含めて、世界無形遺産でもいいかもしれない。
というのは冗談としても、時間は両チームの投手がコントロールして、空間は打者が限界に挑む。
とっても人間的なスポーツなんだなと、再確認した。

空に放たれた野球というスポーツ。
何度も映る、東京の空。空で、すべての野球はつながっている。
そんな風に感じた、晴れやかな時間だった。

ほんと、ありがとう、川藤幸一!
叫びだしたい気分です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ミー&マイガール

ミー&マイガール見てきました。ニュースZEROでも取り上げられていた、開幕前のオーケストラ楽員によるパフォーマンスでの一こま。ちょっと遠くて、ぶれてしまった。

最近は、開幕前や幕間のパフォーマンスなど、ファンサービスに力を入れる劇場が多い。ミー&マイガールの後に上演されるダンス・オブ・ヴァンパイアも幕間のパフォーマンスが人気を呼んだ。

もちろん、作品自体のおもしろさも両方とも十分。ミー&マイガールはとにかくハッピーなミュージカルで、踊りだしたくなるくらい。2階席だったので参加できなかったが、1階席はオールスタンディング(?)で、かなり盛り上がっていた。(もちろん2階席も盛り上がっていたが)

この作品は、東宝ミュージカルのプリンス的存在の井上芳雄さんが主役。そして、相手役は笹本玲奈さん。
3年前にも同じペアで上演されたけど、笹本さんのあまりの美しさに驚いた。

ミュージカル界には、美しい上に、踊りも歌もすばらしい人材がたくさんいる。だけど、その割に、一般の知名度は低い。もうちょっとたくさんの人に知ってもらっていいかなと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

女性局長なのに?女性局長だから?

厚生労働省の女性キャリアの星、そしてワーキングマザーの星でもあったそうな、村木局長が逮捕された。

女性は不正に強いと、わたしは思っている。女性は組織や権力に対して、天然にKYなところがあると思っている。だから、今回の逮捕については、複雑な思いだ。

もし、村木局長が権力に屈していたとして、女性なのに残念という気持ちと、女性なのにやるなあという気持ちの2通り。もし、言葉は悪いがはめられたのであれば、女性局長だからということも考えられる。

優秀な女子が霞が関で局長までのぼりつめるためには、男性以上の努力と方法論が必要だったろう。いろいろな意味で残念な事件だ。

不正に対して融通のきかない、そういう女性の美質を生かすことができないくらい、女性の社会進出は成熟したということだろうか。権力からの圧力があるくらい一人前になったと、そうポジティブに受け入れるしかないのか。男女共同参画とは、女性が男性に同調することではないと思うが、同調せざるをえないくらい、女性が珍しい存在ではなくなったということか。

この事件。どう教訓にして生かせばいいのか、かなり悩む。

少ないがゆえに、少数だからゆえに、汚さなくてもよかった手を、今後、女性管理職が当たり前になっていくと、汚れ役も当然のように引き受けざるをえなくなるだろう。そこで、KYに徹するか、同調するか、一人一人が考えざるをえない。ある種守られていた女性が、ある種の聖域にも踏み出さざるをえなくなる。村木局長の苦悩は、たぶん、今後女性たちが直面するのではないだろうか。

| | コメント (4) | トラックバック (0)